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アダルトチルドレン

”自分軸”で生きる世界

アダルトチルドレン   2022/08/28 (日)  10:26 AM

庭の方はコスモスがだいぶ大きくなってきました。これから秋にかけてコスモスが咲くといいなって思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。非常にたくましくなって来られるな~!って感じます。

 

回復される方々の共通点があるなって感じることがあります。それは「自分軸」が育ってくるということです。

 

「他人軸」と「自分軸」っていうのがありますね。「他人軸」っていうのは、他者の評価で自分の価値などが変化してしまう感じかも知れません。回復にあたって「自分軸」が育ってくると、非常に強みであるなと思います。

 

何がともあれ「自分軸」っていうのは、非常に「私が私である」という自信にもつながる部分かと感じます。

 

私自身、昔は「他人軸」の世界を生きていたなって思います。今振り返りますと「おっ!」って思うのですが、「周りは正しい、私は間違っている」という世界を生きていたように思います。

 

それは無条件に「私は間違っている」「私は足りない」っていう感覚だったように思います。

 

幼少期のトラウマの問題から解放されるにつれて「全部が全部そうでもないかも知れない」と思えるようになりました。そして自分の感覚を大切にする事ができるようになったように思います。

 

「周りは正しい」と信じていた環境や人間関係の中で、それまで「見えなかった事が見え、わからなかった事がわかってきた」という経緯があります。

 

その「自分軸」っていうのは、トラウマの感覚麻痺によって封印されている側面があるように思います。幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、自分の感覚を感じられなくなってしまう事があります。

 

昨日「解離」とお伝え致しましたが、自分の感覚が麻痺してしまうのです。その結果、頭で「これは正しい」「周りはこう思っているから正しい」と「思考」で物事を考えてしまうのです。すると大切な自分の感覚をつかんで行動をする事が難しくなってしまうのですよね。

 

その結果、周囲の良からぬ人達との関係の中で、苦しい状況に追い込まれたりという事が起こってくる場合もあるかも知れません。

 

幼少期のトラウマの問題から解放されるにつれて「私は私だ~!」「何故ならば私はこう感じるからだ~!」って、「”私”の軸」を大切にしながら、色々な状況でボールを投げて行く事ができる。

 

すると段々と「自分軸」が育ってくるのですよね。そうすると次第に”私”を主人公とした展開が見えてくる。

 

「私って良いもの」っていう「私を慈しみ生きる」という事を楽しみながら進んで行く事ができるのです。

 

その姿は非常に美しく輝いているのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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