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繊細さ(HSP)はリソース

HSP   2022/02/06 (日)  6:50 PM

近頃は少しずつ日差しが春ぽくなって来たように思います。まだまだ冬の寒さなのですが、ちょっと嬉しくなります。

 

ちょっと寂しい庭を眺め、春になったらグリーンピースの苗とじゃが芋(男爵)の種芋を買ってこようと思いました。春が楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「ほ~!何だかいい感じですね~!」って感じに思います。

 

お話を伺う度に、「いい塩梅の無意識さん的な動きをなさっておられるな~!」って感じます。

 

「本来の”私”」に戻っていくという事は、様々な障害や問題に対し「お見事!」っていう動きをされるのですね。

 

私自身も繊細な感覚を持っていて、相手の表情や声のトーンから相手の感覚が分かってくる感じがあったりします。カウンセラーとしてトレーニングの中、観察っていう事を師匠から学んでおりますので、そんな感覚が研ぎ澄まされていったようにも思います。

 

昨日は「HSPとトラウマ治療」について掲載致しました。非常にこの2つの関連ってあるよなって、バンデアコーク先生の論文をせっせと読み進めていく中でも実感します。

 

そのHSP的な繊細な方々が、どのようにして自由になっていくのか?

その展開というのは、非常に興味深くあります。

 

HSP的な繊細な方々が回復されると、非常に人への鋭い洞察力を持ちながら、周囲との駆け引きが非常に上手になっていかれるなって思います。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、自分の感覚が「無」という感じに抑圧され、周りの気持ちにご自分の感情が持っていかれてしまっていた。だから周りの葛藤がある度に、周りに振り回されて疲弊してしまっていた。

 

だけれどもトラウマの問題が解放されるにつれて、”私”の感覚が育ってこられる。すると”私”の感覚を感じながら周囲を観察し、かつ周りの人の動きに合わせ上手に駆け引きができるようになられるのですよね。

 

自動運転状態で「お~いい塩梅ですね~!」って、ご自分の楽な立ち位置をキープしながら、かつエネルギーを削がれない状態を作っていける。

 

それはHSP的な繊細さをお持ちがゆえの技なのかもしれません。相手を鋭く見抜きながら、ご自分の楽な立ち位置をキープ出来る。

 

HSP的な相手の状態を鋭く見抜く繊細さがあるが故に、対人関係でのバランス感覚が絶妙にとれてくるのかも知れません。

 

「お見事だな~」って思うのでした。

 

●カウンセリングをご希望の方は、こちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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