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アダルトチルドレン

”私”を大切に生きる

アダルトチルドレン   2022/06/01 (水)  8:01 PM

夏野菜の方はじわじわと大きくなっている感じです。茄子は花が咲いて実がなり始めています。この子茄子は、丸い形をした茄子のようで「可愛いな~!」って感じであります。

 

トマトも着々と大きくなり始めています。じゃが芋もそろそろ葉っぱが黄色くなって来ましたので、来週あたり収穫をしようと思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。アダルトチルドレンからの回復の共通点があるなって事を思います。

 

それは「私は私だ~!」っていう自尊心が育ってくるという事だなって思います。それは静かな自信という風に表現してもいい感じかも知れません。静かな自信を携えて、皆様キラキラと輝いていらっしゃいます。

 

機能不全家族の中で育て来られますと、ご自分が一人の存在として認められるという事が難しくなってしまうのですよね。

 

葛藤を抱える家族の中で常に不安と緊張を抱えて育って来られるので、根底に恐怖の感覚を抱え、その機能不全家族の中を生き延びるのに周りの状況を察知しながら生きるという癖がついてしまうのです。

 

ですので大人になった場合、「他人軸」で生きるという事が常となってしまう。周りの考え、周りの価値観が、ご自分にとっての「軸」となってしまう。

 

そうしますと、本来はご自分の中に様々な感覚や価値観や大切にしたいものがあるはずだけれども、それを見失ってしまうという事が起こってくるのですよね。”私”の感覚の中に、ご自分が自由で楽しくなるヒントが詰まっている。だけれどもそれが封印されてしまうのですよね。

 

それは幼少期のトラウマに起因する影響とも言えるかも知れません。小さい頃の様々なトラウマについて一つひとつ認め、そして手放していくうちに、眠っていた「私」という部分が浮き彫りになって来ます。

 

「私はこんな事感じているんだ~!」って、改めて実感しながら大切にしていけるようになります。

 

そして”私”を中心とした、ご自分が心地よい人間関係や環境が整ってくるようになります。

 

「私は私で良い」、「私って良いもの」っていう感覚が育って、少しずつ大きく大きく育っていくのです。

 

唯一無二の”私”を大切にしながら生きる人生。それがアダルトチルドレンからの回復の姿なのかも知れません。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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