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アダルトチルドレン

”私”の中にある自由になる力

アダルトチルドレン   2022/05/28 (土)  1:48 PM

近頃はいい天気ですね。段々と野菜達が元気になる季節となりました。

 

相談室を始めてから、色々な方々と繋がる事が大幅に増えて来ました。それまでは大体一人で対応していける環境にいたので、今の様な環境とは違い狭い世界にいたように思います。

 

相談室を始めてから、色々な方々と繋がりお仕事をさせて頂く展開となりました。私にとっては、その枠の外に出ていくことはチャレンジな事だったなって、当時を振り返って実感します。

 

色々な方々のご愛顧とお力で、今の相談室が出来ているのだなと改めて実感します。

 

一つの方向に流れる展開の中、繋がってくださると方々の力で、私一人では「う~ん!難しいな!」って事も越えていける喜びを感じています。

ありがとうございます。

 

日々、様々なアダルトチルドレンの問題を抱えている方々の回復を拝見しています。「回復されて行かれる姿は美しいな~!」って実感します。

 

様々な執着や問題から解放され、その方の無意識の姿に戻っていくように思います。結局のところ、本来のご自分に姿に戻っていかれるのですよね。

 

”私”に戻っていく。

 

「”私”が感じている事」、「”私”が楽しい事」、「”私”が求めている事」、それに沿って自然と物事が展開してうまくいい塩梅に回っていくのですね。

 

”私”が求めている人生が次第に整っていくように思います。興味深いですね。

 

これには理由があるのだなって、彼らの回復を拝見していて感じます。機能不全家族の中で育ってこられると、家族や親の葛藤の中、安心した子供時代を過ごすことは到底難しい中、サバイブしてこられる事になるのですよね。

 

本来でしたら、子供を守る家族や親がいる。だけれども、両親の葛藤や問題、親からの虐待やネグレクトの問題を抱えて大人になって来ている。

 

それによって、親に対する納得いかない怒りの感覚を抱えつつ大人に成長するという事が起こってくるのですよね。「なぜ?」「どうして?」って、親に対する執着が心の中に刻まれてしまうのです。

 

すると本来ご自分が求めているものとは異なる、親に対する執着と怒りが常に心を支配してしまう。だけれどもそれはトラウマによって作られてしまった、偽りの感覚であり、ご自分が本来が求めているものでは無いのですよね。

 

その結果、日常生活や人生が、ご自分が求めていない方向に流れてしまうことが起こるのです。

 

本来の自分が求めている事は、本来は違った事かもしれない。そんな子供時代の「納得いかない」「理解されなかった怒り」などについて、一つ一つ内省し、整理していくと執着から解放されてくるのです。

 

常に頭の中を占めていた執着から解放されていくにつれて、初めてご自分が心から幸せだなっていう事を求めていけるようになるのかもしれません。人は本来、自由になる力をお持ちでいらっしゃる。

 

その「自由になる力」を自然に使いながら、無意識さんの自由な世界を生きていかれるのです。

 

「非常にお見事だな~!」って思うのでした。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 

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