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アダルトチルドレン

”私”が求めている姿に

アダルトチルドレン   2022/06/22 (水)  6:49 PM

庭の方ですが、ようやく向日葵を定植しました。15株の向日葵ですが、これから楽しみです。

 

トマト達はスクスクと大きくなっていて、これからの成長が楽しみです。園芸仲間のおじさんが、野菜を育てるコツを教えて下さいます。

 

トマトの脇芽を水につけておくと、観賞用としても楽しめるというのです。「ほ~!」って感じで、トマトの脇芽を切って花瓶にさしています。植物達の世界は非常にワクワクドキドキな感じがあります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれの方々の本来の姿を拝見させて頂くのが、非常に楽しみであります。

 

「この方はどんなお花を咲かせるのかな?」って感覚に近いかも知れません。それぞれがそれぞれの、素敵な「本来の姿」があるように思います。

 

そんな風に思います。

 

機能不全家族の中で幼少期を過ごし、アダルトチルドレンの問題を抱えていますと、「本来の姿」とは違った偽りの自分の姿で生きてしまうという展開が良くあるように思います。

 

「あの親のようになるまい」と子供心に思って成長して来られる。だけれども「あの親のようになるまい」と強く信じていても、忌み嫌っていた親の姿に似た自分に気がつくという事は良くある事かも知れません。

 

長期にわたるトラウマの問題(複雑性PTSD)は、親密な関係性での暴力の被害や加害と関連があるとしています。このようにトラウマの影響というのは、「あの親のようになるまい」と強く思っても、影響を受けてしまうという事があるのです。

 

それはトラウマの再演、逆再上演という要素が絡み合っているからかもしれません。

 

師匠の大嶋先生は、トラウマを受けるとトラウマを受ける側、もしくはトラウマを再演する側のどちらかに転じると仰っていました。

 

そこにはトラウマによって言語化されない記憶と感情があって、それらにアプローチをしていかないと、未消化のトラウマの感情によって、今現在の行動が振り回されてしまうのですよね。

 

「あの親のようになるまい」と強く願っても、トラウマの影響によって求めていない方向に転じてしまう。

 

当相談室では、このようなアダルトチルドレンの背景にある幼少期のトラウマについて、短期で安全な形で効果を発揮するFAP療法を用い、トラウマ治療をご提案させて頂きます。

 

トラウマの記憶と感情が消化されて行くにつれて、ご自分が求めている道を歩んで行く事ができるのです。ご自分が心から願っている事、求めている「何か」のために生きて行く事ができるのです。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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