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アダルトチルドレン

”私”が主人公の人生

アダルトチルドレン   2023/09/23 (土)  12:41 PM

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。アダルトチルドレンからの回復は、新しいご自分の姿を発見していく展開かも知れないなと思うことがあります。

 

アダルトチルドレンの様々な「役割」の中で生きる癖がついている中、そこに生きづらさを抱えてしまっている場合が良くあります。

 

何だか分からないけれど、いつもご自分は人の世話をしてしまうという「イネイブラー」の「役割」をさせられるなど、生きるパターンや癖のようなモノを抱えているかも知れません。

 

それらの背景には、幼少期からのトラウマによる感覚麻痺の問題が潜んでいるように感じます。トラウマを背負っている時、ご自分の感覚を麻痺させることで、戦場のトラウマを生き延びて行く事ができるのです。

 

しかしその大切なご自分の感覚を麻痺させてしまう事によって、ご自分が主人公の人生を生きて行く事が難しくなってしまうのです。

 

快・不快の感覚が感じられるからこそ「もっと楽な方向に行こう~」とか「この人との関係は距離をおいたが方良いかも知れない」と、ご自分が楽なポジションをキープしながら、楽な人間関係が構築されて行くのです。

 

しかし麻痺をしてしまうと言う事で、トラウマの人間関係を再演してしまうと展開が起こってくる場合もあります。頭ではわかっているけれど、どうしても苦しい人間関係を繰り返してしまう。それによってご自分が傷ついて、力を奪われてしまう展開になってくるのです。

 

幼少期からのトラウマからの問題から解放されて行きますと、これまで見えなった事が見え、分からなかった事がわかってくるようになります。

 

ご自分にとって「周りは凄い、自分は間違っている」と信念を抱えていたけれど、振り返ってみると周りの人の本質が見えてくるのですよね。

 

そして「あ~こんなアンフェアな人間関係の中に自分がいたのだな」と言う風に、リアルに感じられ、そして「この苦しい関係やめよう~!」って感じで、ご自分を大切にした生き方を少しずつ少しずつやっていけるようになるのです。

 

そうして行くうちに、ご自分の人生が豊かに自由になって来られるのですよね。”私”が主人公の人生が展開して行くのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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