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アダルトチルドレン

本来の美しい姿を映す”鏡”

アダルトチルドレン   2023/09/28 (木)  1:17 PM

だいぶ秋らしい天気になって来ました。通勤での徒歩が心地良い感じです。

 

日々、様々な方々がご来室されます。色々な方々のこれまでの歴史をお伺いさせて頂いております。

 

「当相談室は強者達が集まる相談室」だなって事を実感致します。怒涛のトラウマ歴史を越え今がある。そんな事をふと思うのでした。

 

私自身、セラピストとして仕事をさせて頂く中で、その方の本質の美しさを拝見させて頂く時とても心が躍る感じがあります。

 

駆け出しの頃、師匠から主観と客観のお話を聞いた事がありました。人はついつい「1知って10を知る」と見がちだと師匠は仰っていました。「金髪のお兄ちゃんは不良だ」って決めつけて裁いてしまうのは主観ですね。

 

その方のお話を客観的にお伺いさせて頂くと、その方の「凄さ」、「美しさ」、「力」が見えてくるなと感じてます。本来の姿は主観的な姿とは違った、別の所にあるのだなって思います。

 

そういった「本来の姿」に戻っていく事が、回復のステップであるように感じます。

 

私自身、実感するのは目の前に誰がいるかによって、自分の姿が違う風になる事があります。

 

ある人の前に立つと「欠陥だらけのダメ人間」に思えてしまう。

 

またある人の前に立つと「罪深い汚れた人間」のように思える。

 

またある人の前に立つと「そのままでいいんじゃない~!」っていう風に楽に思える。

 

その目の前に誰がいるかによって、映し出される姿が異なってくるように思います。カウンセラーはご来室される方々の「本来の美しさを映し出す”鏡”」だと学んで来ました。

 

相手のその方の本質の美しさを見つけていく。そんなステップが実はカウンセリングの中で起こっているのですよね。

 

本来の美しい姿を拝見させて頂くのが、セラピストとしての楽しみもあるのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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