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アダルトチルドレン

本来の”私”を映しだす鏡

アダルトチルドレン   2022/06/03 (金)  3:51 PM

先日、フト紫陽花を挿し木にしてみると楽しいかも知れないと思いました。今年初めて紫陽花を購入しました。

 

とっても清涼感があって良いな~!って思っています。ちょっと紫陽花の挿し木をトライしてみようと思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。非常に興味深いな~って事を感じます。

 

私自身、アダルトチルドレンからの回復ってどんなものなのかな?って思っていたことがありました。師匠は「苦しい時に苦しさを感じ、楽しい時に楽しさを感じられることだよ」っていう感じの事を仰ったかと思います。

 

私自身、回復とは「何にも動じない強い人になる?」って思っていたので、非常に「ほ~!」って感じに思いました。

 

だけれどもこの自分の感覚を感じながら、それに沿って動けるようになるという事はある意味、無敵な事なのかも知れないと思います。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えてアダルトチルドレンとして生きる時、そこにはどこか過剰適応的な傾向が出てきてしまう感じがあるように思います。周りの人間の気持ち、環境に合わせて自分を抑圧して生きる感じ。

 

その環境の中では、様々なノイズがあるのだけれど、それについて感じにくくなってしまう。その中で大切な自尊心を削られてしまうという事も、実はあったりするかも知れません。

 

トラウマ治療の権威でいらっしゃる精神科医のジュディスハーマン先生も回復の3段階について仰っていますが、1:安全の確保 2: 過去を振り返る 3: 人間関係の再構成と仰っています。

 

ステージ3は人間関係の再構成なのですよね。人間関係はある意味、”私”を映しだす鏡のような作用もしているように思います。

 

ご自分をどんな風に映しだす鏡(人間関係)が周りにいるかによって、”私”の姿がいかようにも変化していくのです。

 

どんなに力があって、美しいものがあっても、周りの鏡が歪んでしまっていると、その本来の私の力や美しさは映し出されないのですよね。どんなに努力をしても、相手の問題によって私の姿が歪められてしまう悪循環に入ってしまう。

 

ましてや本来の力や美しさがあればある程、周りからの嫉妬によって歪んで映されてしまう場合も少なからずあるように感じます。

 

回復の3段階の人間関係の再構成とあるように、やはり私にふさわしい人間関係にシフトしていくことが、”私”の本来の力や美しさを映し出してもらって自由になっていけるのかも知れません。

 

非常に興味深いですね。本来の美しい姿を映しだす人達とつながっていく。

それは一体感と調和の世界なのですよね。

 

するとそこから見えてくる景色は、ワクワクドキドキの楽しい世界となっていくのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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