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本来の”私”に戻っていくステップ

未分類   2023/08/27 (日)  3:09 PM

また先日お花屋さんでいくつかお花を購入しました。ちょっと秋が近い(?)感じになっているので、秋バージョンの寄せ植えを作りました。紫色の鑑賞用トウガラシが売っていて「可愛いな~♬」って思って購入しました。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれがそれぞれの本来の姿に戻って行かれるなと感じております。イキイキとした美しい姿であります。

 

トラウマ治療では師匠の大嶋先生のご提唱されているFAP療法を用いながら、トラウマ治療を進めさせて頂いております。

 

長年、トラウマ治療にたずさわって来ました。

その中でFAP療法は非常に優秀だなという風に感じております。

 

昔、昔、師匠の講習会に参加した時の事を思い出しました。臨床心理の学生の頃でした。その時師匠は、トラウマは氷山の下の部分が問題だという風に仰っていました。

 

「ほ~!」って思って興味深く思いました。

本当のトラウマは氷山の下の部分というのです。

 

トラウマの問題は健忘といい、記憶から欠損してしまうという事が起こってくるのです。だけれどもそのトラウマの記憶と感情が統合されていない場合、フラッシュバックや様々なトラウマの問題を抱えてしまうというのです。

 

FAP療法はそんな記憶から欠損しているトラウマの問題にもアプローチできる、優れたトラウマ治療なのだなって思います。

 

また幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、機能不全家族の中で生き抜いて、理不尽な形での怒りや悲しみなどの執着を植え付けられてしまう事が起こって来ます。

 

師匠は良く「無意識には限界はない」と仰います。確かにそうなんですよね。人間の心は様々な傷に対して、どうしても相手に対する「執着」というものを抱えてしまう。

 

「執着」を持っていればいるほど問題は持続し、そして「生きづらさ」を抱えてしまうという事が起こって来ます。それは本当にジレンマなんですよね。

 

手放したら、本当に楽に自由になるのだけれど、人には限界があるかもしれません。

 

だけれどもFAP療法でトラウマ治療をご提案させて頂くと、この無意識さんの力を借りながら、ご自身にとっての手放しがたい怒りや苦しみを手放して行くことができるのですよね。

 

そこにはトラウマを含めたご自分の人生を肯定していく心、そしてトラウマを植え付けた相手の状況を理解して許していく心などが含まれます。

 

非常にそのプロセスは何とも言えない美しいものだなと実感します。

 

そうして手放していく事によって、本来のある美しい姿に戻っていく事ができるのです。

 

それぞれの本来の姿は美しく、様々な可能性を秘めた存在なのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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