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アダルトチルドレン

本来の姿は別のところにある

アダルトチルドレン   2023/08/25 (金)  12:42 PM

夏野菜が終わり、ちょっと野菜コーナーは「シーン」という感じがあります。秋の野菜は、そら豆、グリーンピース、茄子、ニンニクなどを植える予定です。土を耕して腐葉土や赤玉を入れて、整えようと思います。

 

アダルトチルドレンからの回復は、非常に興味深いな~って思いながら日々感じております。

 

幼少期からのトラウマの影響による生きづらさの問題を抱えてしまっているので、そこからの回復は「生き方が変わる」という事が的確かもしれません。

 

「ご自分の性格」と信じていた様々な傾向は、ある意味トラウマによって作られたモノであったりする事が良くあります。

 

駆け出し頃、ケースに向き合う時「私は不安で自信がありません」って仰る方に向き合う場合、それとは真逆の性格があるのでは?っていう事を思いながら接すると良いよと、師匠に指導された事がありました。

 

「へえ~!カウンセリングって興味深い!」ってその時感じた記憶があります。しかし多くの方々にお会いするにつれて「確かに~なるほどな~」って事を実感します。

 

「ご自分は自信がなくて、お仕事には向いていません」って仰る方のカウンセリングの展開では、その背景には能力が高いがゆえに母親から愛されず、そしてそれによって自己肯定感が育たず自信を持てなくなってしまっていた事が考えられる場合があります。

 

また幼少期の虐待の影響によって集中して勉強をする事が難しく、それによってご自分の本来ある能力を認めていく事が出来なかったというストーリーが展開して行くのです。

 

「この方は能力がある」って思って接して行くと、みるみるうちに力を発揮され、あれだけ自信がないとおっしゃっていたけれど、上司を越え能力を発揮するようになった〜!という展開があったりします。

 

アダルトチルドレンの回復というのは、素晴らしいなと感じます。

 

それだけ幼少期のトラウマによって、本来ある能力やセンスや美しさを封印されて来たのだと思うのです。

 

日々、そんな方々の回復される姿を拝見させて頂くのが、とっても楽しみなのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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