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アダルトチルドレン

「今、この時」を生きる自由

アダルトチルドレン   2022/09/01 (木)  10:44 AM

だいぶ涼しくなって来ましたね。夏野菜の方もだいぶ衣替えの感じがあるなって思います。コスモスは蕾がつき始めました。どんなお花が咲くか楽しみな感じですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。彼らの無意識的な姿は非常に美しいな~!って事を思いながら、お話をお伺いさせて頂いております。

 

非常に興味深いのは段々と段々と、「私らしさ」が浮き彫りになってくる事かも知れません。

 

「あ~○○さんってこんなお方なのだな~」って、その方らしさに非常に興味深く感じるのでした。

 

アダルトチルドレンの問題は、やはり幼少期のトラウマの問題と非常に強くリンクする部分があるかと思います。実際に幼少期のトラウマの治療を進めていくうちに、アダルトチルドレン的な「生きづらさ」というのは影を潜め、どんな状況においてもいい塩梅で乗り切りながら自由に生きていかれるのですよね。

 

そのアダルトチルドレンの「生きづらさ」の一つの要因として、様々な執着を植えつけられてしまっているという部分があるかと思います。

 

幼少期、機能不全家族の中で生き抜いて、理不尽な事を突きつけられ続けている事によって、様々な怒り、恨み、などの執着が心に残ってしまうということが起こってくるのですよね。

 

その感覚は抱えているほど、日常生活を生きる上で様々な問題や症状となってしまうことがあります。

 

そして「今、この時を生きる自由」を拘束してしまうという事が起こってくるのですよね。

 

年齢を重ねても、幼少期のトラウマにまつわる感情に支配されてしまい、自由に生きる力を削がれてしまうという事が起こってくるのですよね。

 

カウンセリングの展開では、一つひとつそのトラウマに関連する記憶と感情を安全な形で統合していきながら、それらの感情を整理して「過去の事」という風に位置付けていきます。

 

戦場のトラウマを生き抜いてこられた。だけれどもトラウマにまつわる感情は凍りついてしまっていた事によって、「今、この時の自由」が拘束されてしまう。ひとつ一つ、過去のトラウマの出来事を整理していく。

 

すると次第に、目に前に広がる豊かな世界を生きるという事ができるようになるのですよね。

 

”私”の前に広がる、今、この時を生きる自由。豊かな世界を生きるという事ができるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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