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アダルトチルドレン

アダルトチルドレンと幼少期のトラウマ

アダルトチルドレン   2022/07/02 (土)  12:44 PM

庭の方では続々と野菜が出来ています。今年はいっぱい植えた茄子は花が咲き、茄子が出来つつあります。

 

この様子を見ていると「いいな~!」って感じで、野菜達に元気をもらえる感じがあります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ、着々と自信を持たれて本来の姿に戻っていかれるのは、拝見していて「良かった」と感じております。

 

多くのアダルトチルドレンの方々がご来室されています。何となく実感するのがアダルトチルドレンと幼少期のトラウマ、つまり複雑性PTSDの問題という部分です。

 

この2つのテーマは非常に直結するなと感じています。そして幼少期のトラウマの問題にフォーカスを当てて、そのトラウマの記憶と感情が整理されて行くにつれて、様々なアダルトチルドレン的なご様子からパワフルな本来の姿に戻っていかれるのですよね。

 

”私”という大切なご自分を「軸」として、そして大切な羅針盤として、ご自分の周りを見つめ、そしてその中でご自分を「軸」として生きていかれる。その姿は非常にパワフルなのですよね。

 

複雑性PTSDは世界保健機構(WHO)が発行する、疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)の第11版に初めて診断基準として記載されています。

 

複雑性心的外傷後ストレス障害診断基準  (ICD11)

 

複雑性 PTSDは最も一般的に、逃れることが困難もしくは不可能な状況で、長期間・反復的に、著しい脅威や恐怖をもたらす出来事に曝露された後に出現します。(例:拷問、奴隷、集団虐殺、長期間の家庭内暴力、反復的な小児期の性的虐待・身体的虐待)

 

診断はPTSDの診断(再体験(フラッシュバック)、過覚醒、回避麻痺症状)

に加え、以下の様な深刻かつ持続する症状によって特徴付けられる。

 

1)感情コントロールの困難さ

2)トラウマ的出来事に関する恥辱・罪悪・失敗の感情を伴った、自己卑下・挫折・無価値感

3)他者と持続的な関係を持つことや親近感を感じることの困難さ

 

これらの症状は、個人・家庭・社会・教育・職業・その他の重要な領域で深刻な機能不全をもたらしている。

 

つまりPTSDの3つの問題、過覚醒、回避、再体験の他に、感情の調整の問題、対人関係の不信感、ネガティブな自己観などを指します。

 

当相談室では、このPTSDと複雑性PTSDの2つの問題を抱えていらっしゃる方々が多くいらっしゃるなと感じます。つまりこれらの問題が、アダルトチルドレンの特有の「生きづらさ」と直結していると言えるかもしれません。

 

特に複雑性PTSDは、PTSDとは異なって、さらに性格傾向の部分に影響を及ぼしてしまうので、幼少期時代からの「生きづらさ」となってしまうのは当然のことかもしれません。

 

初回面接では「トラウマを抱えて、どう戦場を生き抜いてこられたか?」という部分の歴史をお伺いさせて頂きます。多くの方々のお話をお伺いさせて頂いておりますが、「本当に良く生き抜いて来られたな」と実感しながらお話を伺っております。

 

過去のトラウマの記憶と感情が統合されて行くにつれて「本来の姿」に戻っていかれます。

 

そして生き生きとしたお姿を見せて下さいます。

その姿は非常に美しく輝いておられるのですよね。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 
 
 

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