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アダルトチルドレン

”私”の中に眠っている自由に生きる力

アダルトチルドレン   2023/05/31 (水)  1:39 PM

季節が変わって来ている感じですね。こんな季節は紫陽花の花がとっても美しい感じです。色々な色合いの紫陽花があって、「ほ~♪」って感じの気持ちになりますね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。一つ一つ、ご自分の経験を振り返る中で「認め」そして手放して行かれていらっしゃると感じます。

 

トラウマの経験を一つ一つご自分の経験として認めていく事で、ご自分の本来の感覚を取り戻し、”私”の感覚でご自分を取り巻く人間関係や物事を改めて捉えていかれるようになると思います。

 

これは非常に大切なポイントだなと感じる部分があります。ご自分の感覚を取り戻していく事によって、本来ある”私”の無敵な感覚に繋がっていけるのですよね。

 

”私”を主軸として改めて周りを振り返った時、より主体的に「自分軸」で色々な事に取り組んでいけるのですよね。”私”の中に眠っている無敵な感覚に繋がっていけるのですよね。

 

セラピストとして色々な方々のお話をお伺いさせて頂く時、舞台の主人公を前にしながらお話をお伺いさせて頂いている感じに思う事があります。そして周りの配役の人達の属性、本質等をお話しの中からお伺いさせて頂く感じがあります。

 

そんな時、ご自分の能力に見合わない人達との関係は、非常にストレスとなってしまうことがあるかもしれないと思います。同じ日本語で話しをしているけれど、だけれども伝わっているレベルが全然違う・・・。

 

能力の高い人の方が、ある意味「相手も同じレベルだろう~」って思うことで、相手から「え?」ってフィードバックに怒らされてしまう事があるかもしれません。同じ日本語だけれども、相手が理解する深さやレベルが全然違うっていう事があるのですよね。

 

師匠は「知能の多様性」と仰っておられましたが「なるほど~」って思います。同じ人間なのだけれども、知能の多様性がある事で生きる世界や見える世界が全く違ってしまう

そんな事が日常生活の中で起こっているのだなと思います。

 

「同じ」って思ってしまうと「どうして分からないの~!」って怒りや執着になって苦しくなってしまうかも知れません。

 

また逆に「あ~違うのだな」って捉えられる事で「あ~分からないのだな」という風に楽になって行かれるかも知れません。

 

この関係の極みが親子関係だったりしますね。親よりも子供の方が知的に高いレベルの場合、親の見えている世界と子供が見えている世界というのは全く違ってくる。親は子供の高いレベルの世界がわからない。

 

かつ親からすると、どうあがいてもついていけない子供のレベルに、嫉妬して理不尽な形で子供の世界を破壊(虐待)しようとする場合もあるかも知れません。

 

なぜか自由になる事が怖い、自由になったら問題を抱えてしまうという背景には、もしかしたら本来の眠っている力を発揮した場合、親から愛されなくなる不安があるのかも知れません。

 

逆にご自分が問題を抱えている事で、能力の低い親から愛されるという条件付けがされてしまうだけど本来の姿で生きられない葛藤も抱えている。

 

親子で同じ家族であっても知能のレベルの差があるという事、生きる世界が違うという事、親自身が色々な葛藤を抱えていても、それは親自身の問題である事。

 

親自身が抱える葛藤や家族の問題は、子供になんとかしてもらうことではなく、親自身が自分の力でなんとか対処しなければ解決できない問題であること、そして子供は自由になる事を後ろめたく思わなくていいという事、そんな事が見えてくるかも知れません。

 

そしてご自分の中にある自由になる力を恐れなくなってくるのかも知れません。広い世界を生き、そして色々な人と繋がって自由に生きる力。そんな力を使って自由に生きていかれるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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