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アダルトチルドレン

”私”の本来ある力を使って生きる

アダルトチルドレン   2024/03/16 (土)  1:23 PM

だいぶ暖かい感じになって来ています。通勤がてら歩いているととっても気持ちがいい感じです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「私って良いもの」っていう、自己肯定感と静かな自信をもって生きられる姿は美しいな~!って事を感じます。

 

本来あるご自分の「力」を使って生きる。それは素敵な事だなと感じます。

 

アダルトチルドレンの「生きづらさ」の中核の部分は対人関係の側面があるかと思います。その背景には人に対する不安や自信のなさなどを、抱えているという事が考えられます。

 

機能不全家族の中で生きる時、そこは怒涛の世界が広がっている状況となります。安全基地として機能する親が、問題を抱えて理不尽な形で接して来られる時、幼少期から「恐怖」の感覚を根底に抱えて生きるという事がパターン化してしまう。

 

そうするとその恐怖を抱えて外の世界を生きる時、周りの人達に対する信頼関係を構築する事が難しくなるかも知れません。「人の顔色を伺ってしまう」パターンが、人間関係の中でパターン化してしまうかもしれません。

 

この場合、周りの人の気持ちに振り回されてしまっている場合、一番問題なのが、「自分の本当の気持ちが分からなくなってしまう」という事かも知れません。

 

対人となった場合、アンテナは常に外に向いてしまっている。「~さんの気持ちが気になる」「~さんに対してイラつく」って感じで、常にアンテナが外に向いてしまう。

 

その結果、相手の感情に振り回されてしまったり、相手のストレスを請け負ってしまうポジションとなってしまい、ご自分が「今、何を感じているか?」っていう部分が感じにくくなってしまうのです。

 

「私が何を感じて、どうしたい?」っていう事が、自由に生きる上で大切なポイントとなります。その感覚でもって、周りの世界を見渡した時に「あ~自分はこんな風に感じていたのだ~」って”私”が見えてくると同時に、「あ~もっと楽な方向に行こう~!」って感じに、”私”の自由の為に生きていく事ができるのです。

 

幼少期のトラウマの問題から解放されていきますと、ご自分にあった環境や人間関係を選び取っていけるようになるのです。案外とそのような人間関係では、ご自分がハラハラドキドキさせられる関係ではなく、穏やかな人間関係を選び取っていかれるようになるのですよね。

 

「あ~楽だ~!」の世界を生きていかれるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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