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アダルトチルドレン

”私”の自由を求めていく

アダルトチルドレン   2024/02/08 (木)  12:24 PM

今日はとってもいい天気であります。

こんな日は駅まで歩いていると心地良い感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

アダルトチルドレンからの回復は非常に興味深いなって事を感じます。

 

「自由に生きる」という時、色々な要因でそれが阻害されてしまう事があるなと感じております。機能不全家族の環境の中で、親が色々な問題を抱えている場合があるかも知れません。

 

夫婦間葛藤、依存症の問題、様々な精神疾患を親自身が抱えている場合もあります。そういった場合、子供は安全な家庭環境の中で、のびのびと子供らしく自由に生きるという事が難しくなってしまうのですよね。

 

子供と親の立場が逆転してしまい、子供の方が「親を幸せにしなければ」となってしまうという事があります。

 

その際は、親の葛藤の愚痴を聞く役割(イネイブラー)を背負ってしまったり、親の期待する子供を演じたり(ヒーロー)する場合もあります。

 

ある意味、親の方が「自分のニーズを子供に満たしてほしい」という関係性になってしまっている場合があるように感じます。本来だったら大人として自分の力で葛藤を解決したり、自分に向き合って問題を乗り越えていく事が出来るのだけれど、それらのコンプレックスや問題を子供に解決してもらうという場合もあります。

 

そのような無力な親の不幸な姿を見て育って来られますと、生きる目的が「親を幸せにする事」となってしまい、ご自分の幸せを追求していく事が罪深い感覚が無意識に作られてしまうかも知れません。

 

ある意味、親の不幸を背負って生きて来られた場合、「自分が自由になる」という事が罪悪感となってしまうのです。また人生を自分の力で乗り切れない親からすると、子供が自分の人生に力を注ぎ生きている姿というのは「嫉妬の対象」となってしまう場合もあります。そして「自分のために自由に生きる」事が罪となってしまう。

 

そんな罪の感覚から解放されて行きますと、”私”の自由を求めて生きられるようになるのです。ご自分が求めている事を楽しみながら、”私”の人生が豊かになっていく事を求めていけるのです。

 

本来、必要のない罪を手放し自由に生きていけるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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