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アダルトチルドレン

トラウマを手放し見えてくる世界

アダルトチルドレン   2023/11/08 (水)  5:49 PM

ちょっと1週間ぶりに日本に帰ってきて「ほ~!」って感じでありました。

お休みを頂きまして有難うございました。

 

あちらでは良くタコスを食べていました。ホテルの近くにある市場では多国籍の食べ物があり、目の前で物凄い手早い手つきでタコスを作ってくれているおじさんを眺めているのが、とっても面白いな~!って思っていました。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ何かを手放し、そして自由になっていかれる姿は美しいなと感じております。

 

何となく実感するのが、ご自分が色々なしがらみから解放されて行くと、ご自分を取り巻く周りの人達も自由になって行く展開があるのかも知れないと感じます。

 

似たような状況が世代間連鎖というものにも、あてはまるかも知れません。トラウマの問題は上の世代からの連鎖によって、下の子供に影響を及ぼすと言われています。

 

親の世代の人達も、祖父母との関係の中でトラウマを背負い、時に虐待を受けトラウマを背負ってしまっている。そのトラウマを抱えた不自由な状態で家族を作り、子供を育てるという事を考えますと、いかに「ご自分がまずトラウマの問題から解放されているか」が大切なのだなと思うのです。

 

上の世代からのトラウマを負っている状況では、家族の中では色々な弊害が出てくるという事が考えられます。

 

まず一つは親自身がトラウマを負っている、自由でない人生を送っている場合、その恨みと怒りが子供に向いてしまうという事が起こってくるのかも知れません。

 

子供が色々な可能性のある存在だと思います。それに対して直接的な暴力の場合もありますし、また子供が自由になって行く事を嫉妬し邪魔する場合もあるかも知れません。また自分で手を加えない場合でも、子供が傷つく方向に後押して子供を陥れる事をする場合もあるかも知れません。

 

それらの影響を受ける事によって、アダルトチルドレンなどの「生きづらさ」の問題を抱えてしまうという事があるのです。

 

その一番の本質は「親自身が上の世代からのトラウマを抱え、自分の人生に納得していない」という事が問題なのかも知れません。そんな事を世代間連鎖の中で感じるのでした。

 

そんな事を思う時、「ご自分自身が自由で楽である事」が、ご自分を取り巻く人達も自由になって行くのだなって思うのです。そして楽しい展開が見えてくるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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