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カサンドラ症候群

”私”のために生きるステップ

カサンドラ症候群   2023/10/05 (木)  11:43 AM

近頃は「秋だ〜」って感じの季節です。これからグリーンピースやそら豆の種を蒔こうと思います。種まきはちょっと涼しいぐらいがいい季節なのですよね。ポリポットにグリーンピースの種を蒔いて、まずは苗を作ろうと思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見させて頂いておます。皆さま本当によく頑張っておられます。

 

色々な執着や囚われから解放されていくと「ご自分のために生きるステップ」を歩まれて行かれるなと感じます。

 

その執着や囚われの一つに家族への怒りや執着心というのがあるかもしれません。家族関係の場合、特に夫婦関係の場合、その関係上非常に距離が近い関係の中で、相手に対する「理解されない怒り」という感情を抱えやすいという傾向があるように思います。

 

特にパートナーが共感性の面での課題を抱えてしまっている場合、一番距離が近く親密な関係の中で「理解されない苦しみ」というのは、相当なダメージを抱えてしまう場合があります。

 

小さい小さい積み重ねの怒りや執着心は、抱えてしまっている事で、それが自分に跳ね返ってしまって、抑うつ症状や常に怒りの感覚を抱えてしまうという事は良くある事かも知れません。

 

怒りを感じて当然な状況なのだけれども、理解されない事によって、その感情を抱え続けてしまう事でご自分が追い詰められてしまい苦しくなってしまう。それによって本来求めている動きやステップを歩みにくくなってしまうという事が起こってくるのですよね。いわゆるカサンドラ症候群の状況になってしまうのです。

 

そんな時、大事なご自分の為にその怒りを少しずつ手放してみる。そして先ずはご自分が楽になって行く。

 

そうした時に、現在抱えている家族の中で「ご自分が何を求めているか?」「ご自分はこれからどんな事をしていきたいか?」などご自分が主体の楽なスタンスやが見えてくるのですよね。

 

もっと自由に楽な生き方が見えてくるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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