Home > スタッフブログ新着一覧 > ”私”らしい人生を生きる

アダルトチルドレン

”私”らしい人生を生きる

アダルトチルドレン   2023/09/22 (金)  4:19 PM

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ奪われた力を取り戻していかれるお姿は「良いですね~!」って感じます。

 

一つ一つトラウマを手放して行く経過で「本来の力」が蘇り、その「力」を使って自由に生きていかれるのだなと思うのです。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、複雑性PTSDの問題を抱えている事と同義となります。複雑性PTSDの問題ではPTSDの3つの症状(過覚醒、回避、再体験)を抱えます。

 

トラウマの問題に過剰に反応してしまう、トラウマに関連する事を回避してしまう、トラウマの経験を再体験してしまうという問題を抱えると同時に、性格傾向として対人関係の問題や自尊感情の問題、感情の不安定さなどの問題を抱えると言われています。

 

これらの状況を鑑みますと、非常に日常生活の面がトラウマの問題によって拘束されてしまい、これらを抱えていたら「生きる」という事は非常に困難な状況となると考えられます。

 

語弊があるかもしれませんが「生きる」という事は、トラウマに支配された世界を生きるという事となってしまうかも知れません。

 

ある意味、幼少期のトラウマから解放されるという事は「生き方が変わる」という事なのかも知れません。

 

幼少期からのトラウマの問題を扱う時、トラウマの恐怖やそれに付随する様々な感情を扱っていく時、それらのトラウマにまつわる感情はなかなか言語化しにくく、感情と記憶が結びつきにくいという事がトラウマ治療の難点としてあります。

 

またトラウマとなってしまっている場合、記憶から欠損してしまっている場合もある。そんな時、トラウマ治療を進めていく事が非常に困難となってしまう事があります。

 

師匠の大嶋先生がご提唱しているFAP療法は、それらの問題をクリアしていけるトラウマ治療なのです。

 

扱いにくいが故にトラウマに関連する問題を乗り越えにくい状況から、FAP療法を用いながらトラウマ治療を進めさせて頂く事で、その方の足かせとなっている問題にアプリーチできる事で「本来ある力」を取り戻し「私らしい人生を生きる」という事が可能となるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

コメントは受け付けていません。

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=6255

ページトップへ戻る