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アダルトチルドレン

トラウマの幻想から解放されると

アダルトチルドレン   2023/09/14 (木)  2:07 PM

ちょっと涼しい季節になって来ますと、花達が幾分「シャキ!」ってしている感じがあります。庭方には秋ナスがなっています。秋ナスはちょっと夏のナスとは違っています。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「どんな風になっていかれるのかな?」って思いながら、そのステップを拝見しています。

 

少しずつ少しずつ、それまで抱えていた「何か」を手放し、その方らしく生きていかれています。

 

色々な現在抱えている問題は、過去の色々なトラウマと結びついている場合があるなと感じております。

 

職場などの環境や人間関係でどうも周りと親密になれない、みんなと同じ事ができない、その結果孤立してしまうという問題を抱えている事があるかもしれません。それによって仕事が苦痛で苦痛で仕方ないという状況まで追いやられてしまう・・・。

 

案外とそれらの苦しみも、トラウマに起因する場合があるかも知れせん。

 

「家族」という集団の中で、その本来ある個性をリスペクトされずにスケープゴート化され、潰されて攻撃されてしまう事によって、様々な集団においている事に孤独と怒りを抱えてしまうという事があるかもしれません。

 

家族全体がバランスを取るために、家族メンバーをスケープゴート化させる事で周りが優越感を感じたり問題を見なくて済むという事があるかも知れません。だけれどもそのレッテルを貼られた「スケープゴート」としての「枠割」は本質とは違っているのですよね。

 

家族の中でその品格を貶められる事によって、人や集団の中で人間関係が脅威に感じてしまい、孤立方向になってしまう事があるかも知れません。

 

そんな本来必要ではない、家族の中のトラウマの問題から解放されていきますと、それまでご自分の前に立ちはだかっていた高い壁が崩れされっていく。そしてその壁によって阻まれていた、周囲との一体感と楽しさが感じられてくるのですよね。それは心から求めていたモノで、人間関係の中で心地良いモノだったりします。

 

トラウマの幻想世界は、孤独と怒りの世界。

 

トラウマのしがらみから解放されて行きますと、目の前に広がっていた穏やかな現実の世界が見えてくるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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