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アダルトチルドレン

もっと自由に可能性を広げていく

アダルトチルドレン   2023/05/05 (金)  4:39 PM

お休み期間中はとっても天気のいい日が続いております。こんな日は庭で戯れるのが一番って感じであります。

 

ニンニクを収穫し、その後茄子を5株植えました。茄子はとっても重宝しますね。これからの成長が楽しみであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれが、「自由に生きたい」と求めてご自分に向き合っていらっしゃる姿は、非常に素晴らしいなと感じております。

 

アダルトチルドレンからの回復という時、師匠が近頃お話をされている知能の高低差という部分は非常に大きく関係しているなと感じます。

 

同じ親・子であっても、知能が差がある場合、子供が見えている世界が親は見えないという事が起こってくるのですよね。非常にこの部分は、子供側にとって大きな足かせとなってしまうと感じます。

 

それは「子供が側が見えている世界を、親は生きられない」という事からかも知れません。親側が知能が低い場合、それにって様々な問題が起こってくる事もあります。

 

子供からすると「どうして同じことを繰り返してしまうのか?」「違う方法をすればうまくいくのに?」って思っていても、親側の知能が低い場合、問題解決能力が低いために家族の中で葛藤を作ってしまうという事があったりします。

 

親同士の夫婦関係が悪い場合も、コミュニケーションを振り返る能力があれば、そこまで悪化して常に家族の中で怒りと葛藤がみちみちているという事は起こらないということもあるかも知れません。

 

そんな子供からすると「もう少しやり方を変えればいいんじゃないの?」って第三者的な視点で、家族の中の状況を良く見えている場合があるようにも感じます。

 

そんな時、子供自身が知能が高い場合、学校やその他で「力を認められる」という事があるのですよね。だけれども知能の低い親達は、どんなにあがいても子供が見えている広い世界を経験することができない。能力が低い故に、不自由な世界を生きることになってしまう事もあるかも知れません。

 

そんな時、情緒的なネグレクトなどの問題も起こってくるようにも思います。また親自身の知能の低さゆえの生きる苦しみ、怒りが、そんな自由な可能性を秘めている優秀な子供に向けられてしまうという事が起こってくる場合もあるようにも感じます。

 

実際にそれは虐待という形で嫉妬や怒りをぶつけられる場合もあるかも知れませんが、また直接目に見えない形の場合もあるかも知れません。それは一方の親から虐待されている状況でも「子供を助けない」という形で「受動攻撃」をする親もいるかも知れません。

 

本来は親自身が自分自身の問題を向き合って解決すべき所を、そこに向き合えないことによって自分の人生の苦しみや生きづらさを、優秀な子供を間接的に潰すことで親自身が抱える不甲斐なさに対する怒りを解消する場合もあるように思います。

 

表面的に親は「子供に幸せになって欲しい」と言いながら、肝心なところで梯子を外して助けない。そして子供を窮地に追いやってしまう、ダブルバインドを掛け子供の自由を拘束するという事があるように思います。子供は親の表面的な言葉を信用しようとするけれど、だけれども「現実」を見てみると真逆の事をされてしまっている。また親は被害者の立場を取っているいる場合、なおさら親の本質を見抜いていく事は難しくなってしまうかも知れません。

 

そうすると子供の方が、能力の低い親の限界を背負ってしまうということが起こるのですよね。

 

本来ある力、それを伸ばしていく事が出来るのだけれど、自由になった時に親の表面的には出さない優秀な子供に対する嫉妬に関連する破壊の感覚が条件付けられてしまうという事があるのですよね。

 

そんな「親ー子の関係で実際に何が起こっていたのか?」そんな事をつまびらかに見ていくにつれて、ご自分が自由に生きられない本当の理由が浮き彫りになって来るように思います。

 

「親の能力の限界を背負う必要はない」という事、そして「それを親自身の人生の問題としてお返ししていく事」で、子供はご自分に見合った心地よい人間関係と広い世界を生きていけるようになるのですよね。

 

もっと自由に可能性を広げていけるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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