Home > スタッフブログ新着一覧 > 本来の”私”に戻るステップ

アダルトチルドレン

本来の”私”に戻るステップ

アダルトチルドレン   2023/03/29 (水)  4:18 PM

春になりますと、色々な種類の苗が出回るようになります。今年はネモフィラの苗を購入しました。空色の花ですが、とってもかわいらしい感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

その姿を拝見していますと「人ってこんな風に自由になって行かれるのだな~」と驚かされる感じがあります。

 

「私は私で良い」という自分軸でスタスタとフットワーク軽く歩いて行かれます。そして回復と共に段々と容姿も美しくなって来られ、非常に興味深いなって感じます。

 

それぞれがお持ちでいらっしゃる本来の姿というのは、非常に美しいのだなと感じます。

 

ご来室当初というのは、どこか色々なモノを背負ってしまっている状況があるように感じます。

 

幼少期に機能不全家族の中で生き抜いて来られ、そして親の姿を見続けて来た中で「あの親のようになるまい」と反面教師というスタンスで生きていらっしゃる場合があるように思います。

 

幼少期から嫌というほど経験をされて来られているからこそ、自分の世代でトラウマの世代間連鎖を断ち切ろうと、非常に勉強され努力をして来られている方が多くいらっしゃいます。

 

ご自分の現在の家族を眺めた時、どこか「原家族での経験が反映されてしまう」という事はよくあるかも知れません。「あの親のようになるまい」と一生懸命に努力をして頑張られるのだけれど、その背景は不安をベースとして関わってしまうという事が起こってくるかも知れません。

 

不安を抱え「ご自分が何とかしないといけない」というスタンスにどうしてもなってしまう。

 

それはご自分の幼少期に抱えていた不安が、反映してしまっている事が起こっているのですよね。

 

回復と共に、幼少期のトラウマの問題から解放されていきますと、ご自分の周りにいる家族を委ねて信頼できるようになるのですよね。「大丈夫」って。

 

そうして見えてくる世界はこれまでとは違った、のびのびとした世界だったりします。ご自分を取り巻く家族をゆだね「大丈夫」ってお任せできる。そして遠くから見守っていられるようになるのですよね。

 

そうした時、いい感じに肩の力が抜けた形で、ご自分を大切にした展開が見えてくるのかもしれません。

 

それまで使っていたエネルギーをご自分の為に注ぎ、それによって自由になって行かれるのですよね。そして本来の姿で輝いて行かれるのですよね。

 

ご自分を大切にしながら信頼というベースで家族が自由に展開して行く。

そんな自由な世界が見えてくるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

コメントは受け付けていません。

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=5696

ページトップへ戻る