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HSP

”私”の凪の世界を構築していく

HSP   2023/03/18 (土)  4:16 PM

今年は”キタアカリ”という北海道産のじゃが芋を植えました。時々、庭を「じ~」って観察していますが、まだじゃが芋の芽は出ていない感じです。キタアカリは甘みのあるじゃが芋のようです。

 

日々、様々な方々の回復されるステップを拝見しています。回復していく要因って色々な側面があって興味深いなって感じます。

 

ご自分の中で「自由になるぞ~!」って強く思っていても、周りの人間関係の要因でそれが影響を受けてしまうという事もよくあるのかも知れないと感じます。

 

感受性の高さによってご自分の周りにいる人の感覚をシェアしてしまい、感情が揺さぶられたりという事は良くあったりします。

 

・周りの怒っている人達の怒りをもらって、妙に感情的に怒りが頭から離れない状態になる。「グルグル〜!」ってなってしまう。

 

・相手の発作的な怒りをシェアしてしまい、発作的な怒りになって本意ではない感じの対応になってしまう。「うりゃ〜!」ってなってしまう。

 

・親子関係では「あの親のようになるまい」って反面教師で強く願っていても、親の要素を請け負ってしまう事もあったりします。幼少期の影響によって、親の影響を背負ってしまう。

 

師匠は人の心は非言語的にコミュニケーションをしていて、相手の脳の状態を真似をする機能があると仰っています。「なるほど~」って感じですね。

 

それゆえHSP的な感受性の高さがある方は、ご自分の周りにいる人達の問題を背負ってしまうという事があるのかも知れません。だから怒りで「メラメラ~」ってなって、ご自分が本意ではない行動をしてしまう。

 

私もカウンセラーという仕事をしていて、知らず識らずのうちに周りの感情をシェアしている場合もあったりします。それを「自分の感情」って捉えてしまうと、自分自身がそれに振り回されてしまうって事があります。

 

感受性が高いがゆえに心の境界線が作りにくい感じがあるのかも知れません。心の境界線が的確に作られていく事によって、ご自分の凪の世界を生きていけるようになります。

 

そして問題がある人が目の前にいても、相手の問題は相手の責任において対応をすべしと放っておけるようになる。

 

相手の問題を相手にお返しできる。すると相手は自分の問題を自分自身で対応していかなくてはならなくなる。

 

周りの人達の問題を背負わなくて済む事で楽で自由な世界を生きられるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

 

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