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FAP療法

本来の”私”に戻っていく旅

FAP療法   2022/04/20 (水)  4:46 PM

しばらく続いた雨の後は一段と植物達は元気に成長している感じがあります。「ゴ~!」って感じに成長している感じで、休み中は庭の整理のしがいがありました。

 

グリーンピースさんもお花を咲かせていて、「あ~♫」って感じに嬉しく思いました。スイトピーもそろそろ蕾ができて、花を咲かせる感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。過去にどんな事があっても前を向かれ、一歩前に進みトラウマを越えていかれるのだなと感じます。

 

そのお姿は非常にお見事だなと実感致します。当相談室は強者の方々が集まる相談室だと、時々思う事があります。

 

カウンセリングでは、師匠の大嶋先生がご提唱しているFAP療法を用いながらトラウマ治療を進めさせて頂いております。

 

非常に幼少期のトラウマの問題について、有効な療法であります。これまで何回かトラウマ治療とFAP療法の有効性について統計的に研究をして来ましたが、有効な療法だなと実感しております。

 

人は「頭で考える」という機能がある分、トラウマ治療の際にそれが壁となってしまう場合もあるのだろうなって思います。

 

トラウマの出来事というのは、到底受け入れ難い状況に直面させられる側面があるように思います。心を守る為に、頭で考えたり忘却したりする事で、「あれは大した事ない」とご自分を守るという事があるかもしれません。

 

また心の防衛のメカニズムで自分の感覚を切り離す事(解離)で、そのトラウマの受け入れ難い状況をやり切る場合もあります。だけれどもその自分を切り離した部分は、トラウマを背負ったまま、過去のトラウマに関連する感覚が遊離し、今現在の日常生活に顔を出すという事があります。

 

トラウマにまつわる記憶と感情が結びついていない場合、それによって今現在における人間関係などに影響を及ぼしてしまう事が続くのです。

 

人が自分の心を守る防衛がある中、FAP療法は一つ一つ過去のトラウマを詳細に思い出す事なく感情を認めながら、整理してく事ができるのですよね。

 

一つひとつトラウマの過去を認めて消化していく事で、もっと自由な楽な世界を生きていく事ができるのです。”私”の「力」をつけていく事が出来るのです。

 

トラウマの過去を肥やしにし、自由に私らしい人生を作っていくのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 

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