未分類 2024/09/28 (土) 6:18 AM
今日はボストンはとても良い天気でした。半袖がちょうど良いぐらいの陽気でした。
「午前中から学会に参加し・・・、午後も学会に参加し・・・」という感じですと「うお~!」って感じになり「あ~散歩しよう~!」って感じで外に飛び出しました。とっても良い天気でいい運動になりました。
色々な学会発表のプレゼンテーションを聞いていました。
「あ~世界の情勢はこうなっているのか~」って思いました。
複雑性PTSDの研究よりもPTSDの研究が多く、その中でも戦争帰還兵のPTSD治療、薬物(「MDMA」と仰っていました)を用いた取り組みについてのディスカッションなどがありました。
薬物と認知行動療法をコンビネーションで、戦争帰還兵のトラウマ治療を進めていくという事でした。薬物を用いる事で、トラウマを言語化しにくい壁を越えていくことが出来るという事でした。
また一方、そのような戦争帰還兵のトラウマ治療に尽力をしているけれど、その戦争のトラウマから派生するPTSDの問題でいくつかの限界があるという事も、その他の研究者からの発表でありました。
トラウマの問題というのは、それほどまでに心に刻み込まれてしまい、それが故に今を生きられなくなってしまうという事は、世界で共通しているのだなって事を感じました。
本来はトラウマの過去は過去として終わった事だけれど、その過去が終わっていない。だから当時の恐怖や怒り、えも言われぬ不快感などは、現在の日常生活に顔を出ししまう。
「それが現実」という風に「トラウマを背負って生きざるえない」という「幻想」に支配されてしまう事がトラウマの問題なのだなって事を思いました。
師匠の大嶋先生がご提唱しているFAP療法は、詳細にトラウマについて思い出していく事も無い。
また短期で安全にトラウマの記憶と感情が整理されいくので、ケースの日常生活の適応が下がらない形でトラウマ治療を効率的に進める事が出来るのにな~!って事を、学会のプレゼンテーションの間、内心思っていたのでした。
【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい
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