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アダルトチルドレン

”本来の私”の力を活かして生きる

アダルトチルドレン   2022/12/24 (土)  12:56 PM

日々、様々な方々がご来室されています。やはり実感するのが、強者の方々が集まってくる相談室だなという事です。

 

戦場のトラウマを越え、その状況をサバイブされていらっしゃる方々が集まっていると感じます。非常に光栄に思います。

 

皆様、非常に優秀でいらっしゃったり、様々な力をお持ちでいらっしゃると感じます。だけれどもそれとは真逆の感覚、例えば自信のなさだったり、自己卑下の感覚が拭えないという方も多くいらっしゃるなと感じます。

 

「その部分ってどうしてだろう?」って思う時、親よりも秀でて、それゆに様々な可能性を秘めているからかも知れないと思うのです。

 

他の兄弟の中で優秀であったりすると、逆に「親から愛されない」ということはあるように感じます。

 

親と同じ属性の兄弟は愛される。だけれども親よりも秀でている存在は愛されないという。

 

そうすると「本来ある力」を生かして自由に生きる、と言う事が難しくなてくるのですよね。

 

優秀でいらっしゃるけれど、その優秀さゆえに親からの嫉妬の攻撃をされてしまう。小さい子供にとって、親から愛されない事は、恐怖(トラウマ)に匹敵するのですよね。その恐怖(トラウマ)から、様々なアダルトチルドレン特有の「生きづらさ」が作られてしまうことがあります。

 

ある場合は、親から「見捨てられる恐怖」の感覚を落ち着かせるために依存の対象物にハマってしまう場合もあるかも知れません。

 

またある場合は、親とのトラウマの再演の人間関係をパートナーとの関係で繰り返してしまい、自由に生きる事が阻害されてしまう事もあります。親からの虐待によって、その怒りを請け負ってしまい、人間関係が破壊的にどうしても転じてしまうという事もあるかも知れません。

 

親よりも秀でている優秀さは、機能不全家族の中ではハンディとなる場合があるのです。

 

原家族の中で「何が起こっていたか?」を見つめながら、ご自分の本来の姿を認め、一つ一つ過去を手放していく。すると次第に本来のご自分の姿というものがクリアになってくるのです。

 

「”私”ってこのぐらい~♪」っていう、等身大のご自分の姿が見えてくる。そうすると次第にそれまで根付いていた、自己卑下等から解放されていくのです。

 

そして「本来の”私”」の姿に見合った人間関係が再構成されていくのです。

 

自信のなさによってバランスが取れていた人間関係は断捨離され「本来の”私”」に見合った人間関係の繋がりが育まれていく。

 

そして次第に眺める世界が変わっていくのですよね。「これからどんな風に生きようか~♪」っていう、ワクワクドキドキの世界が見えてくるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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