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FAP療法

”私”の回復と”家族”の自由

FAP療法,  アダルトチルドレン,  トラウマ治療,  横浜   2021/06/25 (金)  3:04 PM

日々、様々なケースの回復を拝見させて頂いております。非常にその変化に興味深いなと感じます。

 

 

日々、様々な感覚を感じ、時にその感情の波に揺れながら過ごしている事があるかも知れません。その様々な出来事に遭遇し、そしてその感情のアップダウンがストレスとなってしまう。その感情の一つに「焦り」の感覚があるかと思います。

 

 

この「焦り」の感覚がある事によって、心が「大変だ~!大変だ~!」って感じで感情が波たって、パニック状態で動いてしまう。またそれがストレスになって、後から怒りになってしまうという事があるかもしれません。

 

 

この「焦り」の感覚の裏側には、「自分が全てをうまくやらなくてはいけない」という万能感に似た気持ちも潜んでいるかも知れません。

 

 

家族の中で「自分一人がが頑張らないといけない」ってなって、それによって肩に力が入って一人で頑張り続けてしまう。それと同時に怒りも抱え家族やパートーナーとの葛藤によって、より一層ストレスフルな状況に追い込まれてしまう。

 

 

逆に「焦り」を抱えて一人で頑張ろうとする程、より一層家族との関係が悪化してしまい、ますます一人で頑張らないといけない展開になってしまうのですよね。何か「一人で頑張らないと!」って力が入ってしまうのかも知れません。

 

 

回復と共に、この「焦り」の感覚から解放されていくと、自然と周りとの葛藤や一人で頑張り続けてしまう悪循環から解放されていきます。

それまで「どうしよう~!どうしよう~!」「私が頑張らないといけない!」って動いていたのが自然に落ち着いてくる。心が静かに凪になってくるのですよね。

 

 

すると自然と”私”を取り巻く人達が変化していくのですよね。

それまで「周りが協力してくれないから、私が頑張るしかない!」って怒りを感じていた相手の対応が変わってくる。それまで一人で頑張って抱えていた事をフォローしてくれる様になる。そして家族全体が生き生きしてくる。

 

 

「焦り」から解放されるにつれて、周りが生き生きとチームワークで様々な事について共に取り組んでいけるようになるのですよね。

非常に興味深いですね。

 

 

”私”が楽になって行く事で周りも自然と元気に生き生きとしてくるのですよね。

 

 

「焦り」によって一人ストレスを抱え頑張り、怒りを抱えていた状態から解放されると、それを共有する家族も楽になって、それぞれの家族メンバーが本来ある姿になって生き生きしてくる。

 

 

家族というのは、お互いに目に見えないけれど様々な感情を共有しているのですね。”私”が楽になってくると肩の力が抜けて、共に「力」を合わせて頑張っていける共同体となって行くのですね。

 

 

すると”私”一人では成し遂げられなかった事を、「力」を合わせてやって行けるようになる。”一体感”と”調和”を感じながら、共に「力」を合わせていく。

 

 

するとクリエイティブな素敵な「何か」が生まれてくるのですよね。

”私”の回復と家族の自由、非常に興味深いなと思うのでした。

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