FAP療法, アダルトチルドレン, カウンセリング, トラウマ治療, 横浜 2021/05/03 (月) 9:46 AM
このカウンセリングの領域に入って長くなります。その中で”言葉”の不思議というものを実感します。
カウンセリングでは”言葉”を非常に大切にしながら、日々面接を進めさせて頂いております。
師匠の大嶋先生は”言葉”による「暗示」の影響について仰っておられます。
多くの方々はネガティブな”言葉”の「暗示」によって、その「本来の姿」を歪められているように思います。
セラピストという”鏡”の前にご自分の姿を映してみると、またそれまでの「これが”私”」とネガティブに捉えていた姿とは違った姿が見えてくるように思うのです。
「”私”は神経質」、「”私”はダメな存在」、「”私”は弱い人間」って、多くの方々がご来室当初、”私”についてそのようなレッテルを貼っておられます。
しかし実際に回復と共に見せてくれるお姿は、またそれとは違った、どちらかというとパワフルで鋭い存在のように実感します。
「”私”は弱い存在」と信じていた背景には、非常に周りに対し鋭い「洞察力」をお持ちでいらっしゃって、そしてその「洞察力」と「共感力」がゆえに、周りの苦しみを自分のことのように受け取ってしまっていた。
だから周りの苦しみを背負ってしまっているが故に、”私”のために生きる「力」が奪われていたという事が浮き彫りになってくるのです。その結果、「”私”は弱い人間」と間違って捉えてしまっているのです。
そんな事がセラピストという”鏡”の前で、ご自分の「本来の姿」を映して行くと次第に見えてくるのです。
そして大切な”私”のために生きる「力」を使って行くと、鋭い「洞察力」で状況を的確に判断しながら、どんな状況でも乗り越えていける野生的な感性を使って自由になって行かれます。
このように実際に”私”と信じている姿は、様々な要因によって作られてしまっている「偽りの姿」である場合が多いのです。
日々、様々な方々の「本来の美しい姿」に出会えるのを楽しみにしているのでした。
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