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FAP療法の症例

症例1

<ご相談内容> 

 怒りの問題について。家族の中で暴言を吐いてしまう。職場の人間関係や対人関係では、「NO」と言えずついつい嫌な事を引き受けてしまって、その事でストレスが溜めてしまっていた。そのストレスを家で暴言としてまき散らしてしまっていた。結果、家族の中で孤独を感じてしまっていた。また頭痛や腰痛を抱え、常に鎮痛剤を服用している状態。

 

<問題の成り立ち>

 家族背景として、母方祖父にアルコール依存症の問題を抱えていた。また親族にもアルコール関連の問題を抱えている親族がいた。これらの事から遺伝的影響として、依存症の家系であることが考えられた。

 CLの母親はCLが幼少期に、病気を抱えておりCLの世話を十分に出来なかった経緯があった。その為CLは小さい頃から、自分で何でも対処する事が癖になっていた。母親に甘えるという事がない幼少期を送っていた。その影響によって幼少期では、母親との関係の中で安心感を感じられない状況があった。その為、根底に「見捨てられる恐怖」を抱え、不安緊張感が高くなっている状況が考えられた。

 職場の人間関係では不安、緊張感が高い影響から自分の感覚を感じられず、ついつい「いい人」をやってしまい、結果ストレスを溜めてしまう悪循環があった。そして家系的(依存症家系)な影響、また母親との関係における「見捨てられる恐怖」を抱えている事によって、身体症状(頭痛等)に退行し、その痛みを緩和させる為に鎮痛剤に依存する傾向が考えられた。

  そして鎮痛剤の影響から、感情面が増幅してしまう事が引き起こされ家族の中で怒りを爆発させてしまうという問題が考えられた。

 

<経過>

   FAP療法を用い、母親との関係に付随する「見捨てられる恐怖」についてトラウマ治療を行った。また鎮痛剤の使用によって感情が増幅してしまうことを伝え、使用をひかえて頂く様提案した。

 その後の経過では、職場では「いい人」としての立ち位置に不快感を感じられるようになった。嫌な仕事を良くCLに振ってくる上司に「NO」と言えるようになったとの事だった。

その為ストレスを感じる事が軽減され、職場で余裕が出て職場のムードメーカーとして同僚から慕われる様になった。本来の「人を笑わせるのが好きなCLの姿」が出てきた。

 FAP療法の介入によって、トラウマにまつわる緊張感が緩和され、自分の本来の感覚(不快感)が感じられ、CLにとって楽な選択を選ぶ事が出来る様になったと考えられる。

 また家族関係では、それまで怒りに火がついた場合、とめどもなく暴言が続く状態があったが、その際にも家族の話に耳を傾けられる余裕が出てきた。そして休日は体の痛みやだるさで家でじっとしている事が多かったが、自分の好きな趣味などに時間を費やせる様になって来たとの事。

 それまで暴言を吐いている時は「周りが怒らせる」と信じていたが、「自分の言葉が周りを怒らせていた事もあったかもしれない」と内省されるようになり、家族とのコミュニケーションが改善して来た。それと当時に距離をとっていた家族の態度が変化した。

 それまでは家族関係では「お互いの力を削ぐ関係性」だったが、お互いに本音を言い合える様な「支え合う関係性」を構築して行ける様になって行った。

症例2

準備中

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