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アダルトチルドレン

家系図から見えてくる”本来の姿”

アダルトチルドレン   2023/01/26 (木)  5:14 PM

近頃はだいぶ寒くなってきましたね。

皆様、どうぞご自愛下さいませ。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。その回復力に「お~!」って驚かされます。「これからの成長が楽しみです!」って思います。

 

アダルトチルドレンからの回復は、家系図(ジェノグラム)等で家族内の影響を客観的に見ていくという事も大切なのかも知れないとフト思うことがあります。

 

「それは何故か?」

 

問題を抱えている時、「ご自分の問題」、「ご自分の力不足」、「性格の偏り」って思いがちかも知れませんが、大方上の世代からの問題が引き継がれている事が良くあるからです。

 

家庭内暴力の問題、依存症の問題などは上の世代から、影響を受けているということは良くあります。暴力の問題はトラウマの再演、逆再上演という形で、下の世代に影響が及ぼしてしまうのです。

 

暴力(トラウマ)を受けてしまうと、自分が暴力をふるってしまう側になる、もしくは暴力を振るわれる側になってしまうという事がトラウマの問題上起ってくる事があります。

 

3世代の家系図(ジェノグラム)を眺めてみると、祖父母の代にも同様の暴力のトラウマの影響があり、そしてそれが次の世代へと流れて来ている。

 

依存症の問題は、遺伝的な影響と環境的な影響と両方あると師匠は仰っていました。

 

実際にお話をお伺いさせて頂くと、ご自身がなんらかの依存症の問題(食べ物お酒ギャンブル)を抱えていますと、上の世代をさかのぼっていくと同様の問題を抱えている人がいる事は良くあります。

 

何をお伝えしたいかというと、ご自分の抱えている問題はトラウマによる環境的なもの、遺伝的なものによって影響を受けて作られてしまっているという事です。

 

ですので「自分の問題」というよりも、機能不全家族によって作られてしまった要素という風に捉えた方が良いという事なのですよね。

 

そんなご自分の家族の影響を認め、そしてそのトラウマの問題にアプローチしていく事で、みるみると「本来の姿」に戻って行かれれます。

 

セラピストの私が「ほ~!」って驚くほどの、自由で逞しい姿を見せて下さいます。非常にその姿は美しいのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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