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HSP

凪の世界を生きる

HSP   2022/08/03 (水)  4:14 PM

「夏だ~!」って感じの毎日ですね。休みの日は、野菜達を収穫していました。物凄い量の野菜が摂れました。

 

ゴーヤは1株だけ植えたのですが、「ヒエ~!」っていうぐらいの量が採れています。

 

日々「自由になるには?」って事にアンテナを張りながら、様々なクライアントさんの回復される姿を拝見しています。

 

「心の世界は非常に興味深いな~」って事を思いながらおります。

 

師匠の大嶋先生は人の非言語的コミュニケーションについて仰っておられます。「空気を読む」って言葉がありますが、相手の状態を言葉で表現しなくても理解して察する事がありますね。

 

相手の状態を鏡のように映す機能がある事で「空気を読む」という事が出来るというのです。

 

「ほ~!」って思うのでした。

 

そんな事を考えながら、日常生活を送っていると非常に興味深いなって思うのです。

 

HSPの問題などは、こういった感受性の高さから苦しくなってしまう面もあるのかも知れないと思います。物凄い周りの状況や感情を読み取る力が高い。だけれどもそれゆえに逆に苦しくなってしまうというジレンマ。そんな事を思うのです。

 

案外と「鈍感力」という言葉がありますが、鈍感力のある人の方が生きやすいのかも?って思う事があります。

 

日常生活を送っていますと色々な人がいます。色々なコミュニティや集団、人間関係がありますね。

 

人って言葉や顔つき、様子の部分と内側の部分とは差がありながら、生きている生き物のようにも感じます。ですので色々な集団や人間関係の中で、そのHSP傾向の方は、言葉にしない内側の部分も察知してしまわれるのかも知れません。

 

以前あるコミュニティに所属していた事がありました。表向きは非常に「ポジティブ!」って感じなのですが、どうも私はそのコミュニティに繋がっていると「うっ!苦しい~!」「この苦しい感覚って何?」って「うお~!」ってなっていた事がありました。そこから離れたら「あ~楽だ~」ってなったのでした。

 

喫茶店で「何だかワサワサ落ち着かないな~!」って思っていたら、入り口に飼い主を待っているわんちゃんの不安をシェアしていたという事もありました(?!)。そのワンちゃんは「クークー」と泣いていたのでした。非言語的な部分を受け取っていたのだと思うのです。

 

その表向きではない、裏側の部分を感じながら「ここで何を感じている?」「心地よい?」「不快?」って事を感じながら、人との関わりを感じながら選択していくことはもしかしたら非常に自由になる上で大切なのかもしれないと思うのでした。

 

「本来人の心は空」と師匠は仰っていました。その「無」の状態が、心が凪で静かなご自分を感じられるようにも思います。

 

その「無」の凪の状態は無意識さん状態となり、自由でクリエイティブな何かを求めていける楽な状態なのですよね。

 

「誰と繋がっている?」って事を振り返りながらいられると、「本来の”私”」の感覚に戻り自由になっていけるのだって思うのでした。

 

人の心の世界は奥深いですね。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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