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不眠症

不眠症とは

不眠症は日常的なものとして認識されているため、わざわざ受診するほどのものではないだろうと判断され、市販薬やアルコールなどで解決されようとしますが、それが慢性化してしまいアルコール依存症や心身の不調を訴える原因のひとつとなったりするかもしれません。 

 

あるいは、年齢的に長くは眠れないのは仕方がないと問題を一般化したものの、この判断が社会生活でのパフォーマンスの低下の原因となっていたりします。 身体的な苦痛(慢性的な頭痛や腰痛、歯痛)によっても不眠を生じますが それが心理的なストレスの置き換えだったりします。 

 

また眠ると悪夢を見みてしまうため、眠りそのものが恐怖となったり、入眠前に過去の出来事が自動的に回想されて羞恥心や怒りが起こり、覚醒状態が持続して入眠困難に陥ってしまう事もあるかもしれません。 

不眠症の症状

睡眠障害のひとつとして分類されている不眠症には、以下のような特徴があります。 

 

① 寝つけない(入眠困難)

② 入眠したとしても何度も目が覚める(中途覚醒)

③ まだ朝の3時や4時なのに目が覚めてしまう(早朝覚醒)

④ ぐっすりと眠れない(熟睡困難)

⑤ 悪い夢を見てしまう(悪夢障害)

 

また不眠症は”依存症”や”うつ病”、”不安障害”の症状のひとつとして現れることもあります。 その他の疾患がなく睡眠障害だけ現れる場合は”原発性睡眠障害”と言います。さらに不眠障害として”概日リズム障害”、”ムズムズ症候群”、”睡眠時随伴症”等があります。

 

慢性化した不眠症は、心身の疲労や見過ごされているストレスを蓄積し巨大化してしまいます。 その結果、職場、学業、対人関係等の社会生活において支障をきたし「本来の能力」を低下させてしまう事もあるかもしれません。

不眠症に関連する行動

日常生活で、知らず知らずに不眠を悪化させる行動が習慣化してしまっている事があります。以下に不眠を悪化させる行動、そして改善させていく行動を挙げてみました。

 

(1)不眠を悪化させてしまう行動リスト

 ・カフェイン(コーヒー、チョコレート)を摂取する

   ・寝る前にスマホでネットサーフィンをする

 ・ネットゲームに夢中になってしまう

   ・飲酒

   ・寝る時に日中にあった不快な出来事を考える

   ・布団以外の所で寝てしまう

   ・長時間の昼寝

 ・常にストレスや怒りを過剰に抱えてしまっている

 

(2)不眠を改善させていく行動リスト

   ・カフェイン類の摂取を避ける(コーヒー、チョコレート類)

   ・寝る前にヨガやストレチなどのリラクゼーションをしてストレス発散する

   ・ジョギング、散歩など適度な運動を心がける

   ・過度なストレスフルな状況や人間関係を回避する

   ・決まった時間に寝て起きる習慣を作る

 ・ストレス発散する選択肢を増やして行く

不眠症のカウンセリング

「短期間で不眠症を改善し、家族、職場や対人関係でのご自身のパフォーマンスを向上させたい」こうした願望に応えるべく、当相談室では誰よりも丁寧な初回聞き取り(インテーク)と最新の催眠アプローチであるFAP療法を中心に治療を行います。 

 

睡眠障害(不眠)には、それぞれ様々な背景がある事があります。

例えばある方の場合は、幼少期からのトラウマの影響によって緊張状態が高いため不眠傾向が習慣化してしまっている場合があります。ある方は血糖値の問題によって、睡眠時に覚醒してしまっている場合もあります。またお酒等の依存症の問題によって、睡眠の問題が起こっている事もあります。

 

当相談室では、ご来室されるお客様の背景について丁寧にお話を伺い、そして的確なアセスメントを元に短期間に効果を期待できる治療をご提案させて頂きます。それらの抱えておられる背景となっている問題から解放されるにつれて、並行して起こっている不眠の問題から解放されて行かれます。

 

十分な睡眠が取れるようになられる事で、生き生きとした日々の日常生活を送られるようになります。誠意をもって皆さまのお役に立ちたいと思っております。 

不眠症のカウセリング例

ある方はお布団に入って寝ようとしても数時間寝れない状況を抱えていました。

いざ寝ようと思っても寝付くのに数時間かかり(入眠困難)、そして眠れても夜中に数回起きてしまう日々が続いていたのでした(中途覚醒)。お薬を服用しても不眠は治らず、当相談室にご来室されたのでした。

 

その方のご家族的背景として幼少期に特徴があったのでした。

CLの母親はCLに対し母親として関心が薄く、CLはネグレクト状態で幼少期を送って来られたのでした。幼少期、学校で色々な何かあっても母親には話をしない。困った事は母親に相談しないで自分で解決する。そんな幼少期を送って来られたのでした。

 

発達心理学者であるエリク・ホーンブルガー・エリクソンは、幼少期の発達課題は「基本的信頼感」であると述べております。この基本的信頼感を得られなかった場合、負の感情は消えず「基本的不信感」を持ち続けてしまうというのです。

 

このCLの母親との関係は、母親からのネグレクト状態によって、その安心した信頼関係を構築できない状況であったと考えられます。それによってCLは普段から不眠の症状以外にも、様々な事が引き金になって不安に陥ってしまう事があったのでした。

 

FAP療法を用い、母親との関係における「ネグレクトのトラウマ」についてアプローチして行った。数回の面接後、次第に寝つきにくい状況は改善し、夜中に目が醒める頻度も次第に減ってきたのでした。

 

そして不眠が改善されるにつれ、日中の活動においてそれまでよりも活発に動けるようになられ、いかに不眠によって「本来のパフォーマンス」が縛られていたかという事が面接場面で見えてきたのでした。

 

そしてそれまで日常生活の様々な事に、とかく不安感を感じやすかったCLが次第にその不安感も流せるようになり「今、この時」の瞬間を味わい生きる喜びを感じられるようになられたのでした。

 

 

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